心臓を収縮させる筋肉、ここに血液を送る動脈が冠状動脈です。
この血管が動脈硬化を起こし、血流が悪くなると、心筋が血液不足の状態となります。
この状態から発生するのが、狭心症、心筋梗塞などの心臓病です。
狭心症では一時的な血液不足の状態となり、圧迫痛など激しい胸痛発作が数分、起こります。
そして、血液の供給がとまってしまった場合、心筋の一部が壊死して、ひどい胸痛発作30分から数時間も続くことがあります。
これが心筋梗塞で、発作してから数日以内に50パーセントから60パーセントの方が死亡しています。
心臓病の原因と言われているものが、喫煙、高脂血症、高血圧、糖尿病の四つです。
ですから、高血圧の方で他の三つの原因に思い当たれば、それだけ心臓病を起こす確率が高くなります。
喫煙は疾患ではありませんが、本人の努力次第でしょうし、ほかの疾患を改善するためにも、出来ることを今すぐにでもスタートするべきでしょう。
また、高血圧が引き起こす、腎硬化症(じんこうかしょう)と言う病気もあります。
腎臓には沢山の血管があって、ご存知のように、血液中にある老廃物を濾過し尿をつくっています。
高血圧の人は、徐々に細い血管が硬くなり、さらに、狭くなります。
これを、細動脈硬化と呼びます。
そうなると、血流が悪化し、腎臓の働きが低下してきます。
これが腎硬化症です。
高血圧を改善せず、放置しておいたままにすると、やがて、10年くらいで腎硬化症になります。