また、タバコを吸うと、煙が肺に入りますよね。
大量に煙が入れば、一時的な酸欠状態と同じことになります。
みなさんも、ご存知のように、細胞は血液の中にある、酸素を利用していますよね。
酸欠になると、血液の酸素濃度が下がってしまいますから、それを補おうとして、よりたくさんの血液を体に送り出そうとします。
これによっても、血圧が上昇します。
さらに、タバコを吸うことで悪玉コレステロールと呼ばれている、「LDLコレステロール」の値が上がります。
LDL数値が上がれば、血液がドロドロということですから、血液が流れにくくなり、動脈硬化を引き起こす原因となります。
ご説明したように、高血圧の方にとって、タバコは、改善になるどころか、状態を悪化させる以外、何者でもありません。
さらに、高血圧ではない健康な方も、タバコによって、高血圧になる可能性があります。
高血圧の方が気にせずタバコを吸い続けると、動脈硬化を促進して、さらに大きな病気を誘発しますから、命の危険があると言ってよいでしょう。
タバコは、はっきり申し上げると依存症の一種です。
意思だけでは、どうしてもストップできないのなら、病院の禁煙外来に通うこともお勧めします。
タバコを我慢するだけでは、やめられない人も多いでしょうから、ニコチンパッチなどを使って徐々にやめる方法もあります。
高血圧と診断された人は、一日でも早くタバコをやめることが、高血圧を改善するための一歩でしょう。
自力が無理なら、迷っていないで病院に行きましょう。
意思が弱いとか、そういう問題でもなく、依存症の一種だと思えば病院にも行きやすいですよね。