病院で処方された薬を飲んでいれば、自分は健康なのだと考えている人がいます。
しかし、それは大きな間違いです。
高血圧症の場合を考えてみましょう。
血圧を下げる薬を処方されているでしょうが、それを飲んでいても血圧は下がりません。
つまり、健康な体にはならないのです。
薬と同時に自分でできる治療を積極的に行いましょう。
それは難しいことではなく自宅で簡単にできることです。
ただ、地道に継続することが重要となります。
一つは塩分を控えることです。
塩気がない食事はおいしくないと思っているかもしれませんが、現在は塩分を使わずにおいしい料理を作る方法がたくさん提案されています。
ぜひ試してもらいたいものです。
それから、運動です。
激しい運動ではなくジョギングやウォーキングなどの有酸素運動です。
これも毎日行わなければなりません。
高血圧症の原因は生活習慣によるものですから、急激に症状が悪化するのではありません。
徐々に悪くなっていくのです。
自分でできる治療も徐々に回復させることを目的としています。
短期間で改善することを期待してはいけません。
この治療は一生続けていくべきことなのです。
治療と言うよりも生活の一部でなければなりません。
朝起きて、食事前に適度な運動をする。
寝る前に布団の上で運動をする。
食事は塩分を控えて腹八分目に留めておく。
これを守ることができれば高血圧症から解放されます。
もちろん、別の病気が原因の場合もありますが、そのリスクはほとんどありません。
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